皆さん、こんにちは。じゅんたんです。
いよいよ12月へ突入しましたね。
紅葉も終わりへと近づき、これから街はイルミネーションに包まれる時期です。
クリスマスモードに入るこの時期が一番ワクワクしませんか?
街中イルミネーションで輝き、クリスマスソングが流れる感じが凄く好きです♪
さて、今回は冬の時期には珍しく美しい花が見られるお寺をご紹介します。
今回2度目の訪問でしたが、前回の雰囲気も併せてお伝えいたします。
目次
◆牡丹、芍薬、寒牡丹が有名な石光寺のご紹介
奈良県葛城市にある「石光寺(せっこうじ)」は、牡丹、芍薬(しゃくやく)、寒牡丹で有名なお寺です。
関西花の寺二十五ヶ所の第20番とされており、春と冬に豊麗な牡丹が咲き誇る
「ボタン寺」の名所として知られています。
》関西花の寺二十五ヶ所についてはこちら
4月中旬〜5月上旬には約400種・2700株の牡丹が咲き、
11月下旬〜1月中旬には約36種・300株の寒牡丹が咲き誇ります。
5月には牡丹から美しい芍薬(しゃくやく)へと変わります♪
- 牡丹 … 4月中旬〜5月上旬 / 約400種・2700株
- 寒牡丹 … 11月下旬〜1月中旬 / 約36種・300株
今年は11月23日より寒牡丹が開園したということで、早速行ってきました!
山門をくぐり、受付で拝観料400円を支払います。
見渡した限りでは寒牡丹らしきものは咲いていません。
石光寺さんの庭園は結構広くて奥まで続いています。
庭園を歩き始めると…
ありました!!寒牡丹です!
キレイに咲いてます♪一目見ただけで感動しました!
奥へ行くにつれて寒牡丹が増えてきます。
まだ咲き始めのため「つぼみ」のものもありますが、これからが見頃になるので
どんどんキレイに咲いていきますよ!
寒牡丹は春の牡丹ほど華やかさはありませんが、とても貴重な品種です。
そのため写真のように1つ〜2つくらい咲くだけで、寒さから守るためにわらで周りを囲っています。
でも僕はこの感じがとても好きなんです。
閑散とした中に咲く一輪の花。
厳しい冬を力強く生き抜く姿に感動します。
牡丹には冬牡丹というものもありますが、寒牡丹とは全く違います。
冬牡丹は春牡丹を促成栽培で育てたものなので牡丹の花には変わりませんが、
一度咲き終わると二度と冬に咲くことはありません。
また、人工栽培のため疫病や土壌汚染にも弱く、花を咲かせないこともあります。
一方寒牡丹は、自然の状態で自力で咲くため疫病にも強く、
春に花を咲かせた後は栄養を蓄え冬の開花に備えます。
そして冬にもう一度見事な花を咲かせるんです。
紅葉も見事!
ピークは過ぎていましたがキレイに色づいていました。
関西花の寺二十五ヶ所のひとつであるだけに季節に応じて色んな花を咲かせてくれます。
- 寒ぼたん … 11月下旬〜1月中旬
- カンザキアヤメ … 12月下旬〜3月上旬
- ロウバイ … 1月下旬〜2月中旬
- ツバキ … 2月上旬〜4月中旬
- マンサク … 2月中旬〜3月上旬
- 枝垂れ梅 … 2月下旬〜3月上旬
- キグシ … 2月下旬〜3月中旬
- トサミズキ … 3月中旬〜3月下旬
- ハナスオウ … 3月下旬〜4月上旬
- 春ぼたん … 4月中旬〜5月上旬
- シャクヤク … 5月上旬〜5月下旬
- サルスベリ … 7月下旬〜8月上旬
じゅんたん
お寺の庭にこんなにもたくさん!さすが関西花の寺だね!
石光寺の庭園では花以外にも鐘や石仏など見ることができます。
奥にとても広い庭園で一周回ってくることができます。
石光寺のもう一つの見どころが「中将姫(ちゅうじょうひめ)」です。
近くにある当麻寺(たいまでら)に伝わる当麻曼荼羅を仏の助力を得て一夜で
織ったとされる伝説が残ります。
石光寺は中将姫ゆかりのお寺としても有名で、御朱印にも中将姫が描かれています。
中将姫が蓮糸曼荼羅を織成する際に蓮糸を染めたという井戸「染めの井」と、
糸を干したという「糸掛桜」があります。
受付前にある本堂です。
石光寺の御本尊は阿弥陀如来様。
創建は飛鳥時代後期と伝えられている浄土宗の寺院です。
春に訪れた時の牡丹園の様子がこちら。
見事に春牡丹が咲き誇ってます!
新緑も美しいですね♪
色とりどりの牡丹がとても美しかったです。
この時雨上がりだったので、雫が真珠のように煌めいて何とも言えない美しさでした!
牡丹以外の花も咲き誇ってます!
春の牡丹園ならではの光景ですね。
春もオススメなのでぜひ訪れてみてください♪
◆石光寺で拝受した御朱印をご紹介
今回石光寺でいただいた御朱印をご紹介します。
12月1日よりいただける限定御朱印や中将姫の御朱印などいただけました!
僕が初めて訪れた時にいただいた御朱印も併せてご紹介したいと思います。
聖阿上人の御朱印
- 期間限定(12/1〜12/31)
- 直書き
- 片面
- 枚数制限なし
中将姫の御朱印
- 期間限定(12/1〜1/20)
- 書置き
- 見開き
- 枚数制限なし
寒牡丹と中将姫(花曼荼羅)の御朱印
- 期間限定(12/1〜1/20)
- 直書き・書置き
- 見開き
- 枚数制限なし
阿弥陀如来と牡丹の御朱印
- 期間限定(4月中旬〜5月上旬)
- 直書き
- 片面
- 枚数制限なし
◆御朱印受付時間やアクセスは?
石光寺の御朱印は山門をくぐってすぐの受付所でいただけます。
受付時間はシーズンにより異なりますが、11月〜3月は9時〜16時30分です。
- 近鉄南大阪線「二上神社口駅」から徒歩約15分
- 南阪奈道路葛城ICから約10分
◆まとめ
石光寺は小さなお寺ですが、僕がオススメしたいお寺のひとつに間違いなく入ります。
春と冬で庭園や牡丹の雰囲気がガラリと変わるので、ぜひどちらの時期も訪れて欲しいですね!
季節によって御朱印のデザインも変わるので全て集めてみるのも楽しいですよ♪
美しい牡丹を見たい方はぜひ石光寺へ訪れてみてください!