皆さん、こんにちは。じゅたんです。
休みというものはなぜこうも早いのか?
あと1日で僕の年末年始の休みが終わります。(泣)
どこかへ旅行することもなく終わりそうですが、どうしてもお正月に訪れたいお寺を今回はご紹介します。
新年第2弾は奈良県を代表するお寺「薬師寺(やくしじ)」です!
初詣でも多くの人が訪れるお寺で全国的にも有名ですよね!
毎年、新年の特別公開が行われ、今回2年ぶりに訪問してきましたので早速ご紹介します。
目次
◆広大な境内に国宝の数々!法相宗大本山「薬師寺」をご紹介!
奈良県奈良市西ノ京町にある「薬師寺(やくしじ)」は、法相宗大本山の寺院です。
県内では超絶有名で、世界文化遺産(古都奈良の文化財)にも認定されているほど!
北側にある「唐招提寺(とうしょうだいじ)」とあわせて参拝される方が多いです。
また、様々な有名アーティストとコラボし、ライブやコンサートを開催するなど
宗教関連以外でも活動の幅を広げているお寺なんです。
薬師寺はとにかく境内が広いです!
大きく分けて北側エリアと南側エリアがあります。
北側には玄奘三蔵院伽藍(げんじょうさんぞういんがらん)・
大唐西域壁画殿(だいとうさいいきへきがでん)・写経道場があり、
南側には金堂・東西塔・東院堂(とういんどう)などが集まっています。
- 玄奘三蔵院伽藍
- 大唐西域壁画殿
- 写経道場
- 金堂
- 大講堂
- 東塔(国宝)
- 西塔
- 東院堂(国宝)
- 食堂
薬師寺の駐車場は一番南側にあるので、南側エリアから回り北側エリアへ移動するのが
通常ルートになりますが、北側にも受付があるので好きなエリアから回ることができます。
薬師寺の北側にある唐招提寺にも駐車場があるので、あわせて参拝される方は北側ルートがオススメですよ♪
南側の通常ルートの場合、中門と呼ばれる薬師寺最大級の門から入ることになります。
中門の左右にはカラフルな二天王像が参拝者を出迎えます。
二天王像は仁王像と異なり重厚な鎧を纏った姿が特徴的で、仏像では珍しく彩色された状態で安置されています。
今にも動き出しそうな姿やリアルなお顔の表情、鮮やかな装飾です!
一度見れば忘れることのない印象を受けますね!
二天王像も薬師寺の見どころのひとつですのでぜひ立ち寄ってみてください。
中門をくぐると、真正面にそびえ立つ大きなお堂が目に入ります。
こちらは金堂(こんどう)と呼ばれるお堂で、御本尊の薬師如来が安置されています。
いつ見ても美しいお堂です!
金堂は二重二閣、五間四面、瓦葺(かわらぶき)の建物で、各層に裳階(もこし)をつけた美しいお堂です。
僕が訪れた時もちょうど法話が始まった時でした!
御本尊の薬師如来の左右には日光菩薩・月光菩薩が安置されており、あわせて薬師三尊といわれています。
そして金堂とともに太陽に照らされて眩しく映る建造物の姿が!?
そうです!!
国宝の東塔(とうとう)です!
「おぉぉー!完成してるー!!」と思わず心の中で叫びましたよ!
たぶん今回で一番感動したところですね!笑
ご存知の方も多いと思いますが、東塔は長い間大修復中だったんです。
国宝である東塔はおよそ1300年もの間、その姿をとどめてきた貴重な建築物です。
この姿を維持するために総力をあげて世紀の大修復プロジェクトが2009年から行われてきました。
そして約10年の時を経て遂に改修が終わり、令和がはじまると同時に公開されました。
こちらは東塔と対になる西塔(さいとう)です。
西塔は一度焼失しているため、現存しているものは昭和56年に完全に復元されたものです。
建立当時の面影を残している東塔と華やかな西塔。対になる2塔が並び立つ姿には感無量です!
東塔の裏には国宝の東院堂(とういんどう)があります。
東院堂も一度焼失しているため建てかえられたものになります。
東院堂の中には国宝に認定されている聖観世音菩薩像(しょうかんぜおんぼさつぞう)が安置されています。
金堂から北に進むと、大講堂(だいこうどう)があります。
薬師寺の境内最大級の規模を誇る建築であり、
弥勒三尊像・仏足石・仏足石歌碑などの貴重な文化財を見ることができます。
ちなみにこちらの大講堂前には幸福(しあわせ)おみくじが売られています。
薬師寺に来ると必ずこのおみくじを引くようにしているので、今回も引いてみました!
結果は…、
吉でした!
可でもなく不可でもなく…複雑な気持ちです。(笑)
でも良いことには変わりないので好調なスタートを切れそうです!
薬師寺のおみくじには、必ずお守りのようなものが入っています。
熊手や小判、招き猫、銭亀など何種類かあるんです!
今回僕はもみが当たりました。商売繁盛や子孫繁栄にご利益があるそうです♪
お次は北側エリアです。
一般道を挟んで北側の門をくぐります。
北側エリアには玄奘三蔵院伽藍があり、中には玄奘塔と大唐西域壁画殿があります。
通常拝観で玄奘三蔵院伽藍も拝観できるのでぜひ立ち寄ってみてください♪
参列が参勤交代みたいになっています!笑
玄奘塔には法相宗の始祖、玄奘三蔵のご頂骨を真身舎利として奉安しています。
大唐西域壁画殿には平山郁夫(ひらやまいくお)画伯が30年の歳月をかけて完成された壁画が祀られています。
◆薬師寺で拝受した御朱印をご紹介
今回薬師寺でいただいた御朱印をご紹介します。
薬師寺でいただける御朱印は全部で4種類でした!
特別公開期間中のため直書きは一人1射まで。2射目をいただきたい方はもう一度列に並び直せば授与できます。
特別公開中の御朱印の授与所は全部で3ヶ所です。
- 大講堂(薬師如来・吉祥天女)
- 東院堂(聖観世音菩薩)
- 玄奘三蔵院伽(不東)
薬師如来の御朱印
御本尊の薬師如来の御朱印です。
西国四十九薬師霊場の開創三十周年を記念したスタンプも押していただけます。
今回は直書きでいただきました。
- 通年授与
- 直書き・書置き
- 片面
- 枚数制限なし
吉祥招福の御朱印
特別公開中にいただける吉祥天女が描かれた御朱印です。
吉祥天女画像特別公開にあわせて頒布されます。
御朱印帳に直書きしていただくこともできます。
- 期間限定(1/1〜1/15)
- 直書き・書置き
- 片面
- 枚数制限なし
聖観世音の御朱印
東院堂でいただける聖観世音菩薩の御朱印です。
普段は直書きですが、特別公開期間中は書置きのみの対応となります。
- 通年授与
- 書置き(特別公開期間中)
- 片面
- 枚数制限なし
不東の御朱印
玄奘三蔵院伽藍でいただける不東の御朱印です。
特別公開期間中のみいただけます。こちらも書置き対応のみとなります。
玄奘三蔵院伽藍の出口付近でいただけます。
- 期間限定(1/1〜1/8)
- 書置き
- 片面
- 枚数制限なし
◆御朱印受付時間やアクセスは?
薬師寺の御朱印受付時間は8時30分〜16時30分です。
特別公開中は種類も制限されるのでご注意ください。
薬師寺への行き方ですが、公共交通機関の場合は電車移動がオススメ。
- 近鉄「西ノ京駅」より徒歩1分
◆まとめ
約2年ぶりの訪問でしたが、相変わらず見応えのあるお寺でした!
特に東塔の完成が見られたことに感動しましたね!
修復が始まって間もない頃に、仕事(添乗)で訪れたことがありましたが、
その時に何年もかかるといわれていた修復の完成が見られるとは思いませんでした!
特別公開はとても貴重なのでぜひ訪れてみてください。
◆薬師寺(やくしじ)
住所:奈良県奈良市西ノ京町457
電話:0742-33-6001
受付時間:8時30分〜16時30分
アクセス:近鉄「西ノ京駅」より徒歩1分
駐車場:あり